今日も完全に不完全

セルフメンタルケアと日本語で言いたいことを言えるヨロコビのためのひとり言です

お・さ・け

うふうふ

ワインがあっという間に回っていい気分です

グラスいっぱい飲んだだけなのにね

パスタも一緒に食べてるから空きっ腹というわけでもないのにね

やっぱりふだん飲んでいないときくのかなー

このいい気分と言ったらこれはもうレッキとしたメンタルレスキューなわけで、お酒は百害あって一利なしと本気で信じているあなたにはわからないでしょうけれど、これはね、もうあたしのくらーい気持ちを救ってくれているので文句言うな

って、そもそも22時すぎに仕事から帰ってきたらすでにリビングもキッチンも真っ暗で寝室に引き上げているあなたにはどんな文句も言う資格ナシですけどね

ああ、おいしいこのドイツワイン

たまたまもらったものだけど銘柄覚えておかなくちゃね

ドイツワインと言えばもうかれこれこれまで歩んできた人生のちょうど半分くらいのところでうっかり付き合った彼が好きだと言って教えてくれたブルーナン(青い尼さん?)というのが、けっこう口に合って好きだったことを思い出します

このワイン、日本に帰って酒屋へ行く機会があると探すんだけど見つからず

もうなくなっちゃったのかな、誰か知りませんか???

ちょっとレンブラントの「真珠の耳飾りの少女」みたいに青いターバン、ではなく青い衣装だったと思うんだけど

 

さて、お酒です、お酒

これさー、一緒に飲めたら楽しいんだけどなー

そりゃあいちばんは気心の知れた女友達とまったり飲めたら最高だけどかなわないわけで、次善策としては唯一の同居人のあなたと飲めればね、ケンカしたことやちょっと強く言っちゃったかなーーってこともゴメンねって言う気分になるかもだし、ひょっとしてひょっとしたら、いやぼくの方こそ悪かったよなんて、まかりまちがったら言ってくれたりするかもじゃない?

そういうのもお酒のいいところいうかさー

すこーし酔っ払うと素面ではいいにくいこともいえちゃったりするでしょ、そういうのもお酒のいいところだと思うの

でも一生ムリ

わかってます、一生ムリ

そんなわけでひとりで飲むけどね、もうそれはそれでいいの、こうして独り言をネットでこっそりと呟いて、たぶん人の目に留まらずともいいんです、大事なのは溜め込まないこと、うん

だってまだ椎名林檎と一緒に「かなしみよー寝返り打ってー」といくら歌ってもですね、かなしみというのはしばらくそばから離れてくれなくて、打つ手はないのです

かなしいのはあなたが自分勝手だからでも狭量だからでも母国語で伝えられないからでもなくて、そこに改善の余地がなくって、解決しないままでそのまま先に進もうとしていて、でもあたしはまた今度同じようにケンカしたら思い出してぶり返してかなしみ倍増しそうで、それがいつの日かかなしい気持ちが一緒にいる嬉しい気持ちを凌駕したらどうしようかと恐れる気持ちがあるからです

わかんないだろうな、あなたには、この女心

一生わからないと思う

あ、ワインがない、注がなくちゃ

まだボトルにはいっぱいあります、うふふふ

ああ、書いていたらまた涙が出てきちゃった

心が決めたらもう自分にはどうしようもないから、どうかかなしみがこれ以上広がりませんように

ワインが美味しいからうれしいな

ありがとう、おさけ

誰よ、お酒は百害あって一利なしとか言うの

気の毒な人だ

テレビのブルース・ウィリス、ね、一緒に飲もう

あら、敵に手錠かけられちゃった

ひさしぶりにガマンの限界を越える

この国がこういういいかげんなところがあることはね、知っていますよもちろん

もうそういうものとして受け入れるしかないっていうことももちろん

でもですね、かりにも移民局、もうちょっとさ、なんとかならないの?

担当者レベルで対応が違うとか担当者の知識がビックリするようなものだとかはもう諦めてるけど、こっちは数万円から場合によっては十数万円相当の現地通貨チャージ払ってのことですからね、それ相応のお仕事してくださいよ

ええと、このたび怒っているのはビザの更新手続きについて

画面に「遅かりし、新規でどうぞ」って出るんだけど冗談でしょう

でもそこはつい真面目な日本人、いちおう指示通りに新規申請をしておいて電話連絡入れたら

「え、なんで新規で?まだぜんぜん余裕なのになんで?新規の手数料なんてすっごく払い過ぎよアナタ。取り消して更新手続きにして」

・・・・・・
ええ、もちろん更新したかったんです、でもおたくのところの公式のシステムにはねられたんですよ、ビザ切れるとすっごく困るの自分なんで自衛のためにいたしかたなくひとまず新規申請をしたまでです(申請してしまえば返事が出るまでは猶予期間になるので)

とまあね、ここまではいつもの、またかーまったくこの国は、ちっ、という程度の軽い怒りで爆発には程遠かった

 

問題はこのあと

更新申請後、新規申請の取り消しのために地域の管轄の部署に電話したら「あら、こんな長く住んでてなんで永住権申請しないで更新なんかするの?」ってさ、これ本当に担当者の言葉?おととしできた収入要件知らないの?あんなのみんながみんな簡単にクリアできると思ってるわけ?永住権申請にいくら稼がないといけないか話したら「オゥ...」って

ここまでも別によかった、知らないんだ、へー、でも驚きませんけどね、で

さらにここから言われたのが「あら、へんな住所ね」

あのですね、それは住民登録の部署の怠慢でうちの所在地が100年前から登録し直されていないことによる不具合ですよ、住んでいるうちらにはどうしようもないことで

ついでに言うと、最新の住所フォームに何か無理矢理入力しないと先の画面へ進めない、余裕のないシステムにも問題あるんじゃないすか、いずれにしてもこちらに落ち度なし

入力時には、住所入力に不具合がある場合は一旦申請を完了してから管轄担当部署に申し出るようにとあったから言ったのに「とりあえずこのままでどうなるかみてみましょう」って、なにそれ?

何もしないわけ?それで移民局本部で引っかかって返されたら困るのこっちなんですけど

ここまできてもまだあたしの怒りは燃えていなかった

だってこんなの、まあここではあるあるだから

自分が永住権の申請要件をろくに知らないことも、住所を管轄する部署の怠慢も棚に上げて、こっちの登録氏名の矛盾に目を留めて鬼の首を取ったようにまくしてくるってどうなの?

そりゃあ日本の戸籍システムなんてもちろん知らないんだろうけど、おたくの国のルールが世界共通じゃないんですよね、アジアの片隅にミドルネームという概念のない国もあるんですよ

じゃあそもそもどうしてこの氏名で過去2回のビザ更新をスルッとやってくれちゃってたの?いままでどこのボーダーコントロールに引っかかったこともなければ、移民局はもちろん住民登録、免許証、銀行口座、勤め先、どこからも問題があるなんて言われなかったことを、いまさらそんなに言われてもね

長々と愚痴を書きましたが、本当に腹が立ったのはこの先です

そう、彼らの対応は、まあそんなものです、それ以上を望むのはここでは無理

いつも矛盾だらけ、正直者が馬鹿を見て、ルールに従わずに好きなように申し込んだり文句を言ったりする人の思い通りにことが運ぶことなんてザラ

あたしの怒りの爆発を引き起こすのは例にも漏れずパートナーである、そしてやはりこの国で生まれ育ったアナタ

こんなふうにルールに則ってきちんと手続きをしようと時間と労力をかけているのに、こんな対応が続くと報われない、とこぼしたらなんて言いました、あなた?

報いはこの国に住めることだって、なにそれ、あなた何様?どっち側?

この国は桃源郷ですか?

 

実を言うと職場でもちゃんと仕事しようと、たとえば締め切りに間に合わせようと残業したりしていても、気がつくと他の誰も同じ締め切りを気にせず好きに帰宅してワイン飲んでスナチャでリア充自慢したりしているのを見てため息出るとかね、細かい似たような不満の澱は少しずつ溜まっていっていたのでタイミングが悪かったと言えなくもないけど

 

どんなに理不尽でもアンフェアでも住めるだけありがたいと思えってこと?

桃源郷ですか、ここ?

 

 

 

 

反省しないひと

結婚してもうすぐ5年

最近気がついた

彼の辞書に反省という単語がないことに

 

だからか

この理解し合えないどうしようもない虚脱感を覚える原因はそこか

 

悪気がないのはわかってるし、悪かったと思うことはあるみたいだけど

それはあくまであたしが悲しそうにしていたりボロボロ泣いていたりするのを見て、気の毒に思っているだけ

自分の考えが間違ってたとか、自分の態度が悪かった、とかいうふうにはならない

いろいろ話し合って、問題勃発の原因を共有できた後でも、もしタイムマシーンで言い争いが始まった時点に戻れたとしても同じことしかできないと言う

 

また虚脱感…

 

でも反省という概念自体がないのだと理解すれば合点がいく

小さい頃から学校でも家でも「反省しなさい」というふうに育てられていないんだろうなー

自分ひとりきりになってしみじみと振り返ってみる習慣、ないのね

となるとこれは彼の責任ではないことに

そういう文化がないんじゃあしょうがない

そもそもこの国の辞書に日本語の「反省」にピッタリ相当する単語ってないもん

 

この人とずっと人生を共にするつもりでいることに変わりはないけど、ケンカするたびケンカの論点そのものよりも、会話がすれ違っていって分かり合えない絶望感に襲われるというのは、いつか破局へとつながりかねないと思うのだけど、そのことにこの人は気がついているのか…